アクセス解析レポートの作り方:グーグルアナリティクスから報告書を作成する

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Web制作者は普段からアクセス解析ツールをサイトに組み込み、アクセス数や訪問者の履歴をチェックしています。

そしてそのデータを元にサイト内の記事を分析したり、これからどのように改善していったら良いか考えたりするものです。

自分が持っているサイトを、もっと良くしたい。

アクセス数を上げたい。

でもどうしたら良いか分からない…。

その答えを導き出す手段のひとつが「アクセス解析」であり、代表格の「グーグルアナリティクス」はかなりオーソドックスなツールになっています。

しかし、普段からサイトの運営をしていない方やWeb制作に関わりのない方には、これらの分析結果を理解すること自体、結構ハードルが高いようなのです。

アクセス解析の結果を見ただけでは、全然意味が分からない。

数字だけ見て「だから何なの?」とか普通に言ってくる。

――ちょっとは自分の頭で考えてくださいよ。

……などと言えないWeb制作者は、上司やお客様を納得させるためにアクセス解析結果を分析し、まとめた報告書(アクセス解析レポート)を作成します。

そのレポートの書き方がよく分からなくて難儀する方が結構いらっしゃるようなので、参考になったら良いなと思って書いたのがこの記事になります。

※グーグルアナリティクス(Google Analytics)を元にアクセス解析レポートを作成する想定です。

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アクセス解析レポート作成のコツ

アクセス解析は用語が難しいですし(特にグーグルアナリティクスは謎が多い)、素人がパっと見で理解できる代物ではありません。

ですのでどんな人が見ても分かるように構成し直し、必要最小限にまとめる必要があります。

作成するソフトはどんなものでも構いません。PowerPointがおすすめですがExcelやWordでも十分ですし、使いやすいもので作りましょう。

そして改変できないようにPDF化する、または印刷するなどしてから提出してください。

アクセス解析レポートの書き方

1.解析期間を決める

1ヶ月ごとなのか、3ヶ月分ごとなのか、1年ごとなのかを最初に決定します。

どれがよいかと言われれば正直お好みですが、定期的に提出する必要があるのであれば、3ヶ月に一度くらいの頻度が無難です。

と言うのも、アクセス解析はSEO対策のためにすることが多いのですが、サイトに施したSEO対策はすぐに効果が出るものではありません。

変化が少ないレポートをこまめに提出するよりも、3ヶ月以上のデータをまとめて分析した方が変化が見えやすいです。

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2.必要な項目を選ぶ

サイトの目的に合わせて必要とされている項目をチョイスする必要があります。

グーグルアナリティクスの分析項目はかなりたくさんあって細かい(=高機能すぎる)ので、その中から必要最小限のものだけを抜き出し、極力少ない項目に絞ることがポイントになります。

<おすすめの項目>

セッション数
サイトに訪問したユーザーの訪問回数です。≒アクセス数と思ってよいです。ただし、短い時間内で何回訪問しても合計「1回」とカウントされます。
ユーザー数
サイトに訪問したユーザーの人数です。
全体ページビュー数
サイト内のページを閲覧した合計回数です。
デバイス使用率
サイトを閲覧したデバイスの内訳です。(デスクトップ、モバイル、タブレットなど)
新規/リピーター率
サイトへの訪問が初回か、2回目以降かの内訳です。
チャネル
サイトへの訪問手段の内訳です。(Organic Search:検索サイト、Direct:直接アクセス・お気に入り、Referral:外部リンク、Social:SNS)
参照/メディア
チャネルのもっと詳細な内訳です。
参照サイト
チャネル「Referral」のみの詳細な内訳です。
検索クエリ
検索キーワード(Google)の内訳です。Search Consoleから読み込んで閲覧します。
※「(not set)」は個人情報やデリケートな情報を含むクエリです。
(設定が必要です。詳しくはこちら⇒(not provided)の検索キーワードをサーチコンソールの「検索アナリティクス」で調べる)
オーガニック検索トラフィック
検索キーワード(Google以外)の内訳です。
※「(not provided)」はGoogleなどのセキュリティで保護されているクエリです。
ページビュー数
サイト内のページを閲覧した回数の内訳です。
ランディングページ
サイトを訪問した時に、一番最初に閲覧したページの内訳です。

各項目をどこから探すかは下の画像を参考にしてください。

上から順番に並んでいます。

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また、参考程度に前回分の情報(2月分のレポートだったら1月分のもの)も欄外に載せておくと親切ですが、面倒な場合は省いてもよいでしょう。

※分析には必要な情報なので、レポート提出者は前回分の内容も把握してないと当然ダメですが。

3.項目を分かりやすく並べる

<レイアウト>

項目の並び順は、グーグルアナリティクスでの表示順に合わせて作るのがオススメです。

内容を更新する時や、後々自分でレポートを見直す時にその方が分かりやすいし、万が一他の人に引き継ぐ場合もやりやすいでしょう。

<図やグラフ>

数字だけで表現するには限界がありますので、図やグラフを追加すると良いでしょう。

グーグルアナリティクスの中にグラフ表示できるボタンがありますので、そちらを活用することをおすすめします。

スクリーンショットを取って貼るだけでも見た目がかなり分かりやすくなります。

(時間がある方はExcelなどできれいに作り直してください)

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4.コメントを入れる

分析結果に対するコメントは、アクセス解析レポートの中で一番重要なもので、必須です。

先述した「だから何なの?」と言う上司やお客様の質問に対する答えがここになります。

<例えば…>

  • 前回と比べてデータに変化があれば報告と、その理由を考えて書き出します。アクセス数が増えてるとか減ってるとか、どこからの流入が増えた、どの検索キーワードが多い、スマートフォンでの閲覧が減った、など。
  • SNSに力を入れている場合は、そこからの流入がどうなってるかチェックします。少なければ「SNS記事内にサイトへのリンクを貼ってみたらどうですか?」など、アドバイスを追加します。
  • SEO対策で何か手を加えたなら、その効果が出ているのかいないのか、出ていなければ「METAタグをこのように変更してはどうですか?」など、SEO対策のアドバイスを追加します。

5.用語解説を入れる

極力分かりやすい文言を使うべきですが、どうしても入ってしまう専門用語は、レポートの最後にまとめて用語解説を付けましょう。

そうしておけば各ページに解説を入れなくて済むので、本文がスッキリして見やすくなります。

いかがでしたか?

アクセス解析は、Webサイト運営に関わる人々にとって重要なエッセンスです。

割とざっくりとした内容になってしまいましたが、レポート作成の参考にして頂ければと思います。

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