はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクションの感想(2016年:国立新美術館)

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はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション
期間:2016年1月20日(水)~4月4日(月)
会場:国立新美術館

そういえば最近、国立新美術館に行ってないなぁ~と思い、ちょっと調べたらこの展示を見つけました。

で、チラシやタイトルからではどんな展示がサッパリ分からず、完全にスルーするところだったんですが、中身を見たら意外と好みの画家の絵が来ていたので、早速行くことに。

…しっかし、このチラシほんと損してると思います。

エル・グレコ、モネ、ルノワール、ゴーギャン、ピカソ、シャヴァンヌ、マネ、カミーユ・ピサロ、セザンヌ、ギュスターヴ・モロー、ドガ、ロートレック、ホドラー、キリコ、モディリアーニ、藤田嗣治、児島虎次郎、岸田劉生…これだけ展示作品が揃ってて、全然宣伝してないってすっごく勿体無くないですか!?

混雑具合も結構ガラガラでした。この手の展示にしてはすごくすいてると思います。

日曜日に行ったのに、券売り場に誰もいないとか…。

タイトルとチラシは大事だなって思った今日この頃です。

今日はよい天気でした、写真も綺麗にとれました。

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中も相変わらず面白いつくりですね。眩しい。

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これは別のパターンのチラシですね。この絵はメインのエル・グレコ「受胎告知」です。

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はじまり、美の饗宴展の概要

「大原美術館」は岡山県倉敷市にある、日本で西洋美術を紹介するために建てられた一番最初の美術館です。

創設は実業家の大原孫三郎、その支援を得て画家の児島虎次郎が絵の収集を行いました。

画家の目でセレクトされた優れたコレクション(西洋美術)の他にも、エジプトや東洋の古代美術、戦後~現代芸術家の作品も含まれています。

展示構成は以下の通りです。

  • 1章:古代への憧憬
  • 2章:西洋の近代美術
  • 3章:日本の近代洋画
  • 4章:民芸運動ゆかりの作家たち
  • 5章:戦時中の美術
  • 6章:戦後の美術
  • 7章:21世紀へ

はじまり、美の饗宴展の感想

私は絵が好きなので、前半にあった西洋画に目が行きました。

しかし本当にいろんな画家の絵があって、まあクオリティはうーん?って感じの絵もありましたが、こんなにいろんな画家が一気に観られる機会って、あんまりないんじゃないでしょうか。

今回の展示の中で一番目立つところに飾られているのはこのエル・グレコ「受胎告知」です。いわずと知れたエル・グレコの代表作。

これは売りに出されているところを児島虎次郎が発見、即パトロンである大原孫三郎に連絡して買い付けたそうで。

「日本にこの絵があるのは奇跡」とまで言われているそうです。まあエル・グレコの作品自体、日本に所蔵少なそうですしね。

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エル・グレコ「受胎告知」1590-1603年
大原美術館所蔵

こちらは今回、見た中で一番私が気になった作品です。この絵好き。初めて見る画家かも知れません。

原画はかなりくっきりしていて、エミール・クラウスを分厚くした感じの画風に見えました。モチーフも似てるし、もしかしたら縁のある人なのかも知れませんね。

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ジョヴァンニ・セガンティーニ「アルプスの真昼」1892年
大原美術館所蔵

観ていて思い出したんですが、児島虎次郎ってエミール・クラウスの弟子なんですね。

以前にベルギー印象派展に行った時、児島虎次郎の絵もあったことを思い出して、図録を見てあー、ってなりました。

しっかしこちらの絵は本当に色が綺麗でびっくりでした。しかし近くで見るとクラウスばりに荒いです。おそらくキャンバスをわざと塗り残している感じ。

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児島虎次郎「和服を着たベルギーの少女」1911年
大原美術館所蔵

今回は絵のほかに、陶器やブロンズ像など、いろいろな展示物を楽しむことができました。

私は殆ど西洋画目当てで行ったんですが、思いの他、後半の現代芸術たちも楽しめたりして…食わず嫌いは良くないなって痛感しました。

ほんと美味しいところ取りって感じで、国立西洋美術館の常設展示みたいな、まあ規模は小さいですが、いろんな面白いものを観られて満足です。

チラシは地味だけど、美術好きの方には是非オススメしたい展示でした!

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いかがでしたか?

チラシ、作品リスト、買ってきたポストカードなど。

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