サイトを作ってドメインを設定する時に「あれ?URLにwwwってあった方がいいの?」と疑問に思う人が多いようで、たまに聞かれるので記事にまとめておきます。
結論
おすすめは「wwwなし」ですが、「wwwあり」でも全く問題ありません。
ただし、「wwwなし」「wwwあり」のどちらを正式なURLにするかを決めた上で、どちらのURLでもサイト閲覧できるように設定しておいてください。
以下解説になります。
解説
「www」は「world wide web」の略称=「Web」で、インターネット上にあるページに住所(URL)を振って、住所を入力すればそのページを閲覧できるようにした仕組みのことです。
インターネット上にはWebページ以外にも、メールやファイル転送など他のシステムも乗っているため、インターネット黎明期にWebページの住所であることを分かりやすくする目的で「www」というホスト名を入れていました。
Webは「www.google.com」
メール受信は「pop.google.com」
メール送信は「smtp.google.com」
ファイル転送は「ftp.google.com」
みたいな感じで。
本当は設定次第で「www」なしでも問題なくアクセスできるのですが、これが慣例化していたため「www」が入っていないとWebサイトのURLであることを認識できない人がいるかも知れない…ということで、何となく親切心で入れていたものなのです。
でも、もうそろそろ良いと思います。
URLは短い方がタイピングするのに都合がいいですし、見た目的にもすっきりしてキレイです。
ただし、GoogleやYahooなど古いサイトは今でもwwwがついているURLを正式なものとして使用していますし、まだwwwを必須なものと勘違いしている閲覧者もいるかも知れません。ユーザビリティを考慮して、「wwwなし」「wwwあり」どちらでもアクセスできるようにしておきましょう。
なお、SEO的には「wwwなし」「wwwあり」どちらが正式なのかきちんと決めておいた方が良いです。
何故かというと、Googleのクローラーがサイトをチェックする時に、「wwwなし」「wwwあり」がそれぞれ違うサイトであると認識してしまう場合があるからです。違うサイトなのに内容が同じなのでミラーサイトのように見えてしまい、評価が下がってしまうこともあります。URLが2つあることで被リンクがバラついてしまうのも勿体ないです。
URLは.htaccessファイルの設定などで正式なものに統一しましょう!